【お返事】”ウサギと住むため”の3つのポイント

こんにちは!!ミルク動物園の「園長・馬場(ばば)」です。

今日は「ミルク動物園のLINEユーザー様」からの頂いているコメント・ご質問へのお返事をしたいと思います☆

<ご質問内容>

クリスマスイベント向けウサギ動画(*1)を見てコメントしました。キュートな動きにいやされました。とってもカワイイですね!!そこで、わたしも「ウサギを飼ってみたいな~」と思い、Webや雑誌で調べはじめました。ミルク動物園さんからも、飼う前に知っておいた方が良いよ!というアドバイスがあればよろしくお願いします(20代・女性)

(*1):ウサギ動画はこちら⇒https://www.youtube.com/watch?v=EkeJPTzhCxI

<お返事>

園長の馬場です。コメントありがとうございます☆

ウサギは「寒さに強い」動物ですので、クリスマスやお正月といった冬シーズンのイベントでも大人気です☆ひざに抱けばポカポカあったまり、心も温まります♪

さて、当園ではザンネンながら、動物愛護の観点で、売り切り型の「ペット用ウサギの譲渡・販売」はしていないのですが『ウサギと一緒に生活したい!』という方へ役に立つポイント3つをまとめてみました。

お時間のある際にゆっくりご覧になってくださいね

【ポイント①:出会い】

ウサギを譲ってもらう前に、必ず会って相手を確認しよう!!

日本で一緒に住むことができるウサギさんには

  • 純血種
  • ミックス種(*2)

の2種類があります。

出会いの場所は、

  • ブリーダー直販
  • ペットショップ
  • 里親募集

とイヌ・ネコ同様多くの選択肢(*3)があります。

店舗・団体によって、

  • とりあつかっているウサギの種類
  • 体調管理の方針
  • 譲渡価格&条件

が大きく異なっていますので、お好みの手段をご検討ください

その際、大事なポイントは”メールや電話だけでなく、必ず直接会って話”をして、相手の「ひととなり」を理解した上で、ウサギを譲渡していただくことをおススメします

(*2)混血種・雑種のことを近年ではミックス種と呼びます。ウサギのミックス種は一般に「ミニウサギ」と名づけられています
(*3)動物のWeb・通信取引は法律で制限されており、最終的に必ず対面確認が必要です

【ポイント②:生活スタイル】

日中はノンビリ。室内の省スペースで生活できる子です

ウサギさんは「室内」で生活できるため、都市・郊外を問わず一緒に住むことができます

生活に必要な環境は

  • 20℃前後の涼しい温度
  • 適度な運動ができるケージ(檻)
  • 朝食&夕食(ラビットフード+牧草+サプリメント+おやつ)

と、人間と同じ住居環境で十分になります

もともと夜行性のため、日中はウサギさんだけでノンビリしており、人間の手は原則、必要ありません。そのおかげで、都市部の単身者でも、一緒に住みやすい動物といえますね

【ポイント③生活費】

一生で約200万円が必要です

ウサギさんの寿命は近年では約10年(*4)といわれています。ツイツイ忘れがちなのですが、人間と同じように生活費がかかります。計画的に予算だてしてあげましょう

生活をはじめるにあたり

  • 住まい:約30,000円 (ケージ+エサ置き+水飲みボトル+床敷き)

毎月に必要なものとして

  • 食事    :約 5,000円/毎月(ラビットフード+牧草+サプリメント+おやつ)
  • 光熱費:約10,000円/毎月(涼しい温度維持のため24時間のエアコン管理が必要)

つまり、1年あたり約18万円(10年で約180万円)の生活費が必要となります

また、都度かかるものとして

  • 医療費または保険料
  • 爪のお手入れ
  • ウサギがかじってしまった家具の修繕費(*5)

もありますね

最期に、ウサギさん自身の譲渡価格についてコメントさせて頂くと

  • 種類
  • 年齢
  • 性別
  • 体調管理方法

によって、変化するのが現実で「無償~約10万円」と幅広くなっています。値段の高い・低いだけで判断せず、「ポイント①出会い」でお伝えした「譲ってもらう相手」を知ることが、良いウサギさんとの出会いになると思います

(*4)元々5~7年と言われていますが、飼育環境の改善・向上もあり10年以上生きる個体が増えてきております
(*5)ウサギをはじめ、動物達は興味があるものを”かじる”傾向にあります。共同生活をするにあたって人間が気を付ける必要があります

以上、3つのポイントをおさえて、ウサギさんとの素敵な生活を送ってくださいね~♪

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